京料理、その定義とルーツ
京料理とは、京都の長年の歴史によって作り上げられた日本料理の五体系の総称です。
日本料理の五体系とは、大饗料理・精進料理・本膳料理・懐石料理・有職料理の5つを指します。
京料理は、多くの料理で出汁を使って調理されます。
美しい盛り付けや配膳、好みに合う趣向や季節に合わせた演出を凝らし、もてなしの心を大切にして提供されます。
京野菜などの食材や出汁を用いて、伝統的な調理法で作られた料理を京料理と呼んでいます。
豊富な地下水に恵まれた京都の水は硬度が低く、昆布の旨味が出やすいことから出汁を使った料理が盛んに作られるようになりました。
余分な味付けを必要とせず、食材が持つ本来の美味しさを楽しめる上品な味付けが特徴です。
京料理のルーツは奈良時代にあり、当時から食にこだわりがあった都の人々は料理に関する記録も細かく残していました。
既にこの時代から新鮮な刺身を楽しむ文化があったことも記録されており、食材の切り方や盛り付け方についても様式化されていたのだそうです。
名古屋市中区の『卓楽』は、鮨・懐石・京料理がお楽しみいただける日本料理のお店です。
気軽なランチから記念日や晴れの日のディナーまで、幅広いシーンでご利用ください。
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。